ハイブッシュとラビットアイ

ブルーベリーと一口に言っても、 その種類はなんと世界で150種類以上あると言われています。

しかし、日本で栽培されているのは、主にハイブッシュとラビットアイという種類で、 ここからさらに品種が分かれています。

寒冷地や高冷地で栽培

ハイブッシュブルベリーというのは、寒冷地や高冷地でよく育つことから、 北海道や東北、北陸などで栽培が盛んです。

栽培に適しているのは、有機質が多く含まれている砂状の弱酸性の土壌で、 保水性が強いところが良いようです。

パトリオットデューク・エリオット

もともとは、アメリカの北東部に自生していたブルーベリーを品種改良したもので、 パトリオットデューク、エリオットやブルークロップなど31個の品種があります。

ラビットアイと比べると、粒が大きく皮も柔らかいので、 生食用に適している種類になります。

皮が柔らかいということは食感が良いということになりますが、 その代わり、軟化しやすいので、 収穫してから実際に食べられるまでの期間が短いのが特徴です。

ラビットアイブルーベリー

ラビットアイブルーベリーは、ハイブッシュブルーベリーと違い、 温暖な地域での栽培に向いています。

関東圏の南部から中部、中国、四国、九州で栽培されています。

砂状だけではなく、粘土質の土壌など、 幅広い土壌の質の合わせられる種類なので、比較的どこでも育てることが出来ます。

品種は、ウッダード、ホームベル、ティフブルーの3品種です。

うさぎの目のような薄赤色

成熟する前の実は、薄赤色のうさぎの目のような色になることから、 「ラビットアイ」と名付けられました。

樹高は、1~2mのハイブッシュブルーベリーよりも高く、3mほどになります。

しかし、実はハイブッシュよりも小粒で、 成長が早いのですが、寒さに弱いのが特徴と言えるでしょう。