感染症に対する抵抗力

ビタミンAは、レチノールとも呼ばれる脂溶性ビタミンの種類のひとつです。

最近では、美容アイテムにレチノールが配合されているものが増えています。

これは、ビタミンAがお肌の老化や肝班などに効果があるからで、 美容効果が高いことでも知られています。

ビタミンA自体の効能は、風邪などの感染症に対する抵抗力の強化、 皮膚粘膜形成を助けてくれるので、皮膚の生成や肌荒れを防ぎます。

ビタミンAは2種類

また、ビタミンAは2種類あり、もともとビタミンAであるレチノールと、 必要に応じてビタミンAに変成するカロチンがあります。

カロチンは、免疫力を高めてくれる効果もあるので、 ガンの中でも胃ガン予防に効果があります。

コレステロール値も下げる効果があり、 心臓関係の病気を予防したり改善することも出来ます。

定期的に摂取

ビタミンAが欠乏すると、暗いところで物が見えづらくなる、 いわゆる鳥目になることがあります。

また、成長期だと骨や皮膚の生育が悪くなるので、成長が止まってしまったりします。

ひどく欠乏すると、知能障害を起こすこともあるので、 定期的に摂取する必要があるのです。

一番多く含まれる食品

ビタミンAが一番多く含まれる食品は鳥レバーで、 100g当たり47000IUと断トツの含有量になります。

他に多く含まれるのは、モロヘイヤやにんじん、うなぎです。

春菊、小松菜、にら、ほうれん草などにも含まれるので、 緑黄色野菜を積極的に摂ると欠乏することはないでしょう。

ただし、ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、摂取しすぎると体内に溜まってしまいます。

ビタミンAを過剰摂取すると、吐き気や下痢などの胃腸障害、 頭痛や睡眠障害が起こる可能性があります。