硫酸多糖体の一種

昆布やもずく、わかめなどの海藻類は、 表面がぬるぬると滑りがあるのが特徴ですが、 この滑りに含まれているのがフコイダンと言う成分です。

フコイダンは水溶性食物繊維の一種ですが、 硫酸多糖体の一種でもあり化学的に言うと、 硫酸化フコースを主とする多糖体になります。

滑り成分というのは、海藻の種類によってその構造や含有量が全く違うのですが、 特にもずくにフコイダンが多く含まれることが分かっています。

約100年前に発見

フコイダンは、スウェーデンのウプサラ大学のキリン教授によって、 今から約100年前にわかめや昆布の滑りの中から発見されました。

当時は、「フコイジン」と呼ばれていたのですが、とにかく分子構造が複雑なことから、 この成分に関する研究はなかなか進まなかったそうです。

フコイダンが含まれているのが、「滑り」ということもあって、 抽出したり分析するのがとても難しかったのです。

健康効果・美容効果

それが技術の進化とともに、フコイダンの研究がどんどん進むようになって、 さまざまな健康効果、美容効果があることが分かってきました。

具体的な効果では、抗ガン作用や抗胃潰瘍作用、抗菌作用など、 重度の病気から日常的な病原菌にまで効果があります。

フコキサンチン

さらに、フコイダンを精製する時に抽出されるフコキサンチンという成分は、 脂肪燃焼効果や抗酸化作用があるということも判明しています。

また、マウス実験では、フコキサンチンを投与しつづけたところ 腫瘍が小さくなったということが確認されて、 フコイダンとともにこれからの医学に貢献する成分として注目されています。