非必須アミノ酸

人間の身体の中でタンパク質を合成する材料としてアミノ酸が重要な役割を果たしています。

実際に使用されるのは20種類のアミノ酸ですが、 そのうち必須アミノ酸のように食事などで摂取を しなくても身体の中で合成されるのが非必須アミノ酸です。

それらもタンパク質を合成する材料となることはもちろん、 それ以外にも様々な働きをします。

では実際に非必須アミノ酸をその特徴などを例に挙げ紹介をしますね。

アルギニン

まず非必須アミノ酸の中にアルギニンというものがあります。

このアルギニンというのは免疫力の向上を期待することの出来るアミノ酸です。

私たちの身体には元々免疫機能がありますが、 体力の低下などが原因で免疫機能も鈍くなることがあります。

ですがアルギニンはウイルスなどの病原体を無毒化するマクロファージを 活性化させる効果があるので、免疫力の向上へと繋がります。

グルタミン

同じく免疫機能に関するアミノ酸としてはグルタミンが挙げられます。

こちらは筋肉中に多く存在するもので、 アルギニンと同様に免疫系の機能に関する働きをし、具体的には免疫細胞の発育と増殖を促進します。

知力や集中力を維持する脳のエネルギー源ともなります。

グルタミン酸

グルタミンと名前がいていますが、また別の働きをするのがグルタミン酸です。

こちらは主に穀物に多く含まれるアミノ酸です。

このグルタミン酸は補助的な作用として他のアミノ酸の合成を助けます。

非必須アミノ酸の多くがこのグルタミン酸を原料として体内で合成されます。