ブルーベリーの原型

ビルベリーというのは、別名ワイルドブルーベリーとも言われるもので、 一般的に生で食べられるブルーベリーの原型と言えるフルーツです。

主に、北米やカナダで生息している低木で、 ブルーベリーよりも黒紫色で小さく引き締まった実が特徴です。

ブルーベリーは、このビルベリーを食べやすく、 そして収穫しやすく品種改良されたもので、いわゆる栽培種となります。

腸の疾病の治療などに利用

逆に、まったく人の手が加えられていないビルベリーは野生種となるのです。

ビルベリーというのは、もともと民間治療法に使われていて、 腸の疾病の治療などに利用されていました。

また、ビルベリーの葉っぱは、これを煎じて飲むと、 糖尿病などの疾病にも効果があると言われています。

パイロットの証言から

このビルベリーが眼精疲労を回復する効果があると言われ始めたのは、 イギリス空軍のパイロットが、ビルベリージャムを食べたところ、 すぐに視界が良くなったということが広まったからです。

このパイロットの証言によって、研究開発が進められ、 イタリアやフランスでは医薬品として認可されるまでになりました。

野生種の方が豊富

ビルベリーには、ブルーベリーと同じように眼精疲労を回復させる アントシアニンが含まれています。

さらに、アントシアニンには目の周りの血管を強化したり、 血行を促進する作用があり、栄養や酸素をたっぷり運んでくれる効果もあります。

実は、品種改良されたブルーベリーよりも、 野生種であるビルベリーの方が豊富にアントシアニンを含んでいるのです。

これによって、ビルベリーのエキスは、 眼の疾患や血管性の疾病の治療に効果が高いことが確認されています。