300種類以上の品種

青くて小さい実がたくさんついたブルーベリーは、 健康効果が高いことで人気のフルーツです。

ブルーベリーというのは一種類だけではなく、 実に300種類以上の品種があります。

これらは、野生のブルーベリーと栽培ブルーベリーに分けられます。

野生種も栽培種も、ブルーベリーには違いないのですが、 この2つにはいろんな違いがあります。

野生種を品種改良

まず一番分かりやすい違いというのは、 野生種の樹高は1mもないぐらいの低さなのですが、 栽培種は2mから3mあるということです。

これは、たくさん太陽を浴びて美味しい実を付けられるように、 そして収穫しやすいようにするために改良されたからです。

また、見た目とは関係ありませんが、栽培地域の気候や土壌の質に合わせて、 きちんと育ちやすいようにいろんな地域で品種改良されたのが栽培種です。

そのため、300種類以上もの品種が生まれたんですね。

野生種は栄養成分が凝縮

野生種と栽培種の違いは、樹の高さだけではありません。

野生種の実は、小さくとても引き締まっているので、 1回で収穫出来る実の数が栽培種より多くなります。

また、実が小さい分、栄養成分も凝縮されていて、 ポリフェノールなどは野生種の方がたっぷり含まれています。

柔らかい食感

栽培種の方は、実が大きく柔らかい食感です。

ですから、生で食べるには野生種よりも栽培種の方が食べやすいのが特徴です。

ジャムなどに加工する場合も、すぐに実が崩れるのでとても作りやすく、 とろっとしたジャムが出来上がります。

栄養分の含有量については、野生種よりも劣っているイメージがあるかもしれませんが、 食べやすいのでトータル的に摂取出来る栄養分は変わらないと言えるでしょう。